【医師監修】ヒゲ脱毛完全ガイド|効果が感じられるまでの期間や仕上がりについて徹底解説

2021.06.10

2022.02.25

ヒゲのある男性の横顔

毎日ヒゲを剃るのは面倒だから、脱毛しようかな?
ヒゲ脱毛は医療とエステがあるみたいだけど、どっちにすればいい?

男性にとって毎日のヒゲ剃りや手入れは、面倒ですよね。

時間がない朝に焦って手入れしたところ、カミソリで肌を傷つけてしまった、という経験をした人もいるでしょう。

こうした面倒なヒゲ剃りから解放してくれるのが、ヒゲの脱毛です。

脱毛する男性は年々増えていて、中でもヒゲは希望者の多い部位でもあります。

この記事では、ヒゲ脱毛の効果や痛み、リスクなど、ヒゲ脱毛をやってみようと思う人が気になることについて、医師がやさしく解説しています。

ヒゲ脱毛をしてみたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修者

グロウクリニック 渋谷院 院長

楠山 法子

Noriko Kusuyama

専門科目 : 美容皮膚科・ 皮膚科
愛媛大学医学部医学科卒業。東京大学 医学部附属病院勤務を経て、医療脱毛・アートメイク専門のグロウクリニックにて院長を務める。医療と美容の両分野での知識と経験が豊富。
監修者のプロフィール詳細

※本記事は2022年5月時点の情報をもとにまとめています。
※記事内の金額は税込の表示となります。

ヒゲ脱毛をするならどこでする?クリニックとサロンの違い

電車やYouTubeなどの広告でも目にする「ヒゲ脱毛」。

「ヒゲ剃りをしなくて済むなら、ヒゲ脱毛を受けてみようかな」と考え始めた人もいるでしょう。

とはいえ、ヒゲ脱毛を行っている店舗はたくさんあるので、どこですればいいのか迷ってしまいますよね?

そもそも「脱毛」には、

  • クリニックで行う医療脱毛
  • エステサロンで行うエステ脱毛(美容脱毛)

の2種類があり、これらには大きな違いがあります。

いずれも、光やレーザーなどを使って毛根へダメージを与えていく点は同じものです。

楠山医師
楠山医師

医療脱毛とエステ脱毛の違いは、毛をつくる組織を破壊できるのか、それとも破壊することができないのかという点です。

▼医療脱毛とエステ脱毛の違い
医療脱毛とエステ脱毛の違い

  • 医療脱毛…毛をつくる細胞を破壊できる
  • エステ脱毛…毛をつくる細胞を破壊できない

細胞を破壊することは、医療行為になるので、医師や医師の指導を受けた看護師でしか、施術をすることはできません。

医療脱毛により、生えている毛を処理するのではなく「毛の源」を絶てるので、長期間毛が生えない状態を維持できるのです。

つまり、毎日の手入れから解放してくれるのが医療脱毛なのです

エステ脱毛であっても、施術前よりも格段にヒゲ剃りはラクになります。

しかし毛を生やす組織を破壊しないので、脱毛効果は一時的。数年後にはまた毛が復活してくるでしょう。

「今後、ヒゲ剃りをしたくない!」と思っている方は、医療脱毛を検討した方がよいでしょう。

次は医療脱毛によってヒゲ脱毛をするメリットとデメリット、リスクについて詳しく解説しましょう。

ヒゲ脱毛はした方がいい?医療脱毛のメリット&デメリット

近年では男性の脱毛意識が高くなっており、特にヒゲは施術希望者が多い部位です。

実際、株式会社リクルートの美容に関する調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」 の調査によると、46.9%の人が今後処理したい部位としてヒゲと回答しています

カミソリやシェーバーなどで毎日手入れをしないといけない面倒さは、男性にとって長年の悩みの1つ。

最近では、カミソリ負けをしてしまい、マスクに血がついてしまったという経験をした人もいるでしょう。

カミソリ負けしやすい肌が弱い人にとって、脱毛の施術を受けることは特に有効です

楠山医師
楠山医師

脱毛の施術も肌へのダメージはありますが、毎日積み重ねるカミソリのダメージと比べれば、そのダメージは格段に小さいものです。

このことを含めて、ヒゲ脱毛を受けるメリットとデメリットには以下のようなものがあります。

ヒゲ脱毛のメリットとデメリット

まずはヒゲ脱毛自体のメリットとデメリットについて、まとめてみましょう。

ヒゲ脱毛のメリット

1

ヒゲ剃りが楽になる、一切の不要を目指せる

ヒゲそのものが生えてこないようにすることで、ヒゲ剃りの手間を減らすことや、脱毛が完了することでヒゲ剃り自体をしなくてもよくなるでしょう。

2

ヒゲ剃りによる肌トラブルが改善する

ヒゲ脱毛が完了したら、ほとんどヒゲ剃りをしなくてもよくなります。当然、カミソリ負けとも無縁になります。傷ついていた肌も徐々に修復されていくでしょう。

3

肌が明るくなり若く見える

ヒゲがなくなることで、肌そのものの印象が明るくなり若く見えることにもつながります。

4

清潔感のある印象に

無精ヒゲなどがなくなることで、常に清潔感のある口周りの印象を相手に与えることができるようになるでしょう。

ヒゲ脱毛のデメリット

1

施術に痛みがともなう

医療脱毛は個人差こそあるものの、施術時に痛みがあります。毛が太く濃い箇所や皮膚が薄い箇所は、特に痛みが強くなります。

2

お金と時間がかかってしまう

1回だけの施術では十分な効果は得られません。そのため脱毛の程度によっても異なりますが、複数回通う必要があります。

3

脱毛後にヒゲを生やしたくなっても生やせない

医療脱毛では完全に脱毛できたあとには、ヒゲが生えてこなくなります。逆をいえば、もう一度生やしたいと思っても生えてきません。

ただしサロン脱毛では数年後にまた生えてきます。

医療脱毛ではレーザーを用いて毛の組織を破壊するため、どうしてもリスクがあります。

医療脱毛によるリスク

トラブルが発生しないよう、医師の指導のもとリスクを回避するためにさまざまな対策がされています。

楠山医師
楠山医師

医療脱毛も100%安全な施術と言い切ることはできません。
ただし、クリニックでは、施術時にトラブルに備えて対応できる体制がありますし、医療機関なので治療が必要になってもすぐに受けることができます

また、脱毛施術によって生じた治療費については、無料であることが一般的です。

発生が懸念される主なリスクは、以下のようなものがあります。

1

赤みやヒリヒリ感

施術の当日から数日間は、日焼けのように赤くなったり、ひりひりとした感じが残ったりします。

しかし、症状が軽いものであれば、レーザーを照射したことによる正常な反応です


2~3日で自然に治まっていきますが、長引くような場合はクリニックに相談しましょう。

2

毛のう炎(毛包炎)

施術後は、一時的に肌のバリア機能が低下します。


ここに細菌(ブドウ球菌)が入り込んで、毛穴を中心にニキビのような炎症ができることがあり、これを毛のう炎といいます


肌を清潔に保っていれば、数日以内に治っていきます。


しかし、なかなか治らなかったり、痛みがでるほど悪化したりした場合はクリニックに相談しましょう。

3

硬毛化

硬毛化とは、施術を受けた後、以前よりも太くて硬い毛が生えてくる症状のこと。


施術を受けた後に「むしろヒゲが濃くなった」と感じる方もいますが、これは硬毛化が原因です。


硬毛化が発生するメカニズムは、医学的に解明されていませんが、一説にはレーザーによる毛根へのダメージが不十分だったために、毛根をかえって活性化させてしまうためといわれています。


発症率は1~10%程度なので発症しない人の方が多いですが、硬毛化の症状が見られた場合は、クリニックに相談しましょう。


脱毛機器を変える、レーザーの出力を上げる、といった方法により、ほとんどの場合は硬毛化した毛も脱毛できます

4

増毛化

増毛化とは、施術後に今まで生えていなかった毛穴から毛が生えてくることです。


硬毛化と同じく、発生のメカニズムははっきりしていませんが、一説には毛が生えていない毛穴にもレーザーが反応してしまうことで、毛根を活性化させてしまうことが原因といわれています。


増毛化の症状が見られても、脱毛を継続することで、新たに生えてきた毛も一緒に処理することができます

5

やけど

施術から数日が経過しても、赤みやヒリヒリ感が引かず、さらに水ぶくれができてしまった場合は、やけどを起こしている可能性があります


医療脱毛は、熱を伴う施術なので「脱毛機器が合わなかった」「照射したレーザーの出力が高すぎた」といったことが原因で、やけどをしてしまうことがあります。


やけどをしてしまった場合は、すぐにクリニックに相談しましょう。


やけど跡にならないためにも、早期の治療が大切です。

6

炎症後色素沈着

施術から1ヶ月程度経過した後に、肌の黒ずみ(色素沈着)が見られることがあります。


これは炎症後色素沈着というもので、肌に炎症が起こった後にでる一時的な色素沈着です


一時的なものなので、ほとんどの場合は数ヶ月~1年程度で自然に消えてきます。


炎症後色素沈着があったら、次の施術を受ける前に医師に相談しましょう。

7

照射漏れ(照射漏れ)

レーザーがうまく当たっていなかったことで、部分的に毛が残る「打ち漏れ(照射漏れ)」が起こることがあります。


施術してから2週間程度経過した頃に

  • 毛が生えているところと生えていないところが極端にわかれている
  • 脱毛機器のヘッドの形がわかるような毛の抜け方をしている
といった、不自然な抜け方をしている場合は、打ち漏れが発生している可能性があります。


「打ち漏れでは?」と思ったら、クリニックに連絡しましょう。

ヒゲ脱毛で施術ができる範囲は?どんな仕上がりになるの?

ひとえにヒゲ脱毛といっても、脱毛範囲は細かく決められています。

細かくは、クリニックによって異なりますが、一般的にヒゲ脱毛の範囲として示される範囲は鼻下、ほほ、もみあげ、あご、あご下、首です。

好きな形にヒゲを残すことはできるの?

ヒゲが生えてくる位置にも個人差があり「鼻下のヒゲは脱毛したいけれど、あご下のヒゲはおしゃれで残しておきたい」という希望もあるはず。

脱毛の範囲は、顔全体を脱毛してしまうわけではなく、指定の箇所を残しての脱毛など、ある程度希望に即した形で施術(デザイン脱毛)にも可能です

特定の箇所だけ残して、それ以外のヒゲを脱毛することもできるので、クリニックに相談してみましょう。

ヒゲ全体を薄くすることは難しい

楠山医師
楠山医師

脱毛により全体的にヒゲを薄くすることは難しいでしょう

完全な脱毛ではなく「毛が多いので全体的に薄くしたい」という目的で脱毛に来られる方もいます。

しかし、毛量を減らす脱毛施術は難しいのが現状です。

医療脱毛ではレーザーを照射した部分の毛の毛根が「破壊された」か「破壊されていないか」です。

完全にツルツルにするのではなく、全体的に本数を減らして薄くするように脱毛機器のパワーを調整して施術することは、非常に難しいのです。

施術の課程で、徐々に本数が減っていきますが、途中で施術を中断しても、毛がまばらに抜けている不均一な状態になってしまうので、むしろみっともなく見えることもあります。

ヒゲ脱毛は痛いの!?どのくらい痛いの?

「医療脱毛は、とても痛い」と聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?

実際、医療脱毛では強い痛みを感じることがあります。

個人差はありますが、ヒゲの毛は太くて濃い毛が多く、さらに顔の肌は薄くて敏感なので強い痛みが出やすい部位といわれています

楠山医師
楠山医師

当クリニックの場合、痛みが強くでないよう、まずは比較的毛の薄いところから施術をスタートして、毛が減ってきたところで徐々に濃い毛を施術する流れで進めていきます。 最初からヒゲの濃い部分から施術を行うことは、強い痛みをともなうだけでなく、やけどのリスクも高くなってしまうからです。

クリニックは医療機関なので、麻酔を使用してある程度和らげることも可能です。

痛みの程度に関しては、個人差はありますが「麻酔をせずに耐えられる限界の痛さ」ともいわれます。

麻酔の費用は、クリニックによっては1回あたり数千円程度の費用が発生するところと、追加費用が発生しないところがあります。

「痛みが怖い」という人は、麻酔の追加費用のかからないクリニックを検討しましょう。

ヒゲ脱毛をする前にここが気になる!不安に医師が答えます!


ここまでヒゲ脱毛に関することを解説してきましたが、ヒゲ脱毛をするという前に、不安に思うことや疑問に思うことはできるだけ解消しておきましょう!

楠山医師
楠山医師

詳しく解説しますので気になることがある人は、ぜひ参考にしてくださいね。

ヒゲ脱毛をしても効果がないということはある?

ヒゲ脱毛は1回だけ施術をしたとしても、実感できるほどの効果はありません。


毛量にもよりますが、毎日のヒゲ剃りを楽にしたいという人なら、だいたい5回程度で効果の実感を得られる場合が多いです


ただし、細かいうぶ毛などについては、5回ではまだ残っています。


うぶ毛含めて完全に毛をなくしたい、完全に自己処理を不要にしたいという人は、10回~15回の施術が必要になります。

40代でも脱毛は可能?ヒゲに白髪があっても大丈夫?

医療脱毛を受けることができない上限年齢はありませんが、白髪が生えてきている人は注意です。


メラニン色素に反応して脱毛を行うため、白髪にはレーザーが反応しないからです。


40代を過ぎるとヒゲにも白髪が多くなる人がいるので、脱毛を受ける際は白髪が目立つ前の20代〜30代のうちに行うのがよいでしょう。

アトピー肌だけどヒゲ脱毛はできる?

アトピー体質だからといってヒゲ脱毛ができないわけではありませんが、炎症の程度によっては脱毛機器をあてることができなくなります


炎症の程度は医師の診断によるものなので、脱毛ができるかどうかはカウンセリング時に判断してもらえます。

日焼けをしていて地黒だけどヒゲ脱毛はできる?

日焼け自体がNGではありませんが、日焼けによる炎症が発生している場合は施術ができないことがあります。


そのため、施術を受ける前にはできるだけ日焼けをしないように気をつけましょう。


なお、日焼けではなく肌が地黒の人は、完了までの回数が多くなってしまうことがあります。


毛ではなく肌のメラニン色素にもレーザーが反応してしまうので、レーザーの出力を低くして照射しないといけないことがあり、その分、施術の回数も増えてしまう可能性があるのです。

銀歯があるけど大丈夫?矯正中でもヒゲ脱毛は可能?

銀歯や矯正器具が口内にある状態でも、クリニックであればヒゲ脱毛を受けることができます


しかし、そのまま照射してしまうと、医療レーザーの影響で熱を帯びてしまう可能性があるため、金属部分をガーゼで覆うといった対策をして施術するケースがあります。


ただし、エステサロンの場合は、部位によっては脱毛を断られてしまうケースもあるようなので、銀歯や矯正中の人は、医療脱毛を検討した方がよいでしょう。

湿疹 ・ヘルペスなどの皮疹があっても大丈夫ですか?

完全にNGというわけではありませんが、炎症が出ている部分は施術することができません


範囲が広く、さらに強く炎症が出ている場合は、施術そのものが断られる場合もあります。


自身の症状で脱毛が可能かどうかは、事前にカウンセリングで相談することもできるので、判断に迷う場合はカウンセリングを受けてみましょう。

ヒゲ脱毛をして逆に濃くなることはある?

硬毛化により毛が太く濃くなることで、逆に毛が濃く見えてしまう可能性はあります。


ただし、毛の本数そのものが増えるわけではありません


1%〜10%の発症率で、とくにうぶ毛で起こりやすいとされていますが、症状が見られた場合は医師へ相談するようにしましょう。


もし硬毛化が起こった場合でも、レーザーの出力をあげることや脱毛機器を変えることで対処可能です。

ヒゲ脱毛は肌へ副作用はある?でこぼこやザラザラになることは?

脱毛の施術を行うことで、一時的に肌のバリア機能が低下するため炎症を起こしやすくなってしまいます


炎症が悪化してしまうと、修復のために肌が厚くなることがあり、結果でこぼこ肌やザラザラした肌になってしまうことも。


こうしたことを防ぐためにも、施術後には適切な冷却や保湿が大切です。


施術者の指示に従って肌をケアすることを心がけましょう。

脱毛する本数が増えると料金が増えることはある?

脱毛する本数によって料金が増えることはありません


増毛のように本数指定の料金形態ではなく、施術の範囲によって料金が確定するためです。


もともと毛が多い人も、毛が少ない人も、料金は変わりません。

医療脱毛はどこで受けられる?施術に必要な料金は?

脱毛クリニックはたくさんありますので、どのクリニックで行えばいいか迷ってしまいますよね。

結論をいえば、女性専用ではない脱毛クリニックや、メンズ専用の脱毛クリニックでヒゲ脱毛を受けることができます。

ヒゲの脱毛は、メンズ専用の脱毛クリニックで受けることもできますが、相場としては5回の施術で10万円程度かかります。

全身脱毛も考えている人であれば、、全身脱毛をそれぞれ受けるよりもコスパよく施術することができるでしょう。

とはいえ気になるのは、女性からの視線。特に、クリニックが女性向けだったりすると、なかなか男性1人では行きづらいもの。

女性の目が気になる方は「メンズ専用の脱毛クリニック」を検討しましょう。

ヒゲ脱毛は5回で完了できるの?1回目だけではあまり効果がない?

ヒゲ脱毛は1回クリニックに通ってすぐに効果がでるわけではなく、回数を重ねる必要があります

▼ヒゲ脱毛に必要な回数と効果
5回〜10回 ・ヒゲ剃りが楽になる
・またはヒゲ剃りしなくても気にならなくなる
10回~15回以上 ・ヒゲ剃りが不要になる
・うぶ毛までなくなる

多くのクリニックでは5回コースを設定しています。

しかし、この回数ではヒゲ剃りがラクになりますが、うぶ毛も含めて完全にヒゲがない状態にはなりません。

うぶ毛も含めて完全にヒゲがなくなる状態にするためには、10回〜15回程度が必要といわれています。

料金を考える際は、自分が目指す姿がどちらなのかを考えて「うぶ毛までなくしたい!」というのであれば、追加照射分も含めた総額も考えるようにしましょう。

ヒゲ脱毛を完了できる期間は?

効果を得るために必要な施術回数は先述した通りですが、ただ回数をこなすだけでなく毛周期に合わせた施術を受ける必要があります

楠山医師
楠山医師

毛周期とは、毛の生え変わるサイクルのこと。

「成長期」「退行期」「休止期」を繰り返している毛に対して、脱毛機器のレーザーが反応するのは、「成長期」の段階にある毛だけです。

▼毛周期のイメージ
毛周期に関するgif

成長期の毛は、全体のおよそ20%なので、一度の施術で処理できる毛も20%。

つまり、100%の毛に施術をするために最低でも5回は必要になるので、クリニックでは多くの場合5回コースを設定しているのです。

▼医療脱毛の経過のイメージ
3_医療脱毛グラフ

ただし、回数を重ねていればよいというわけではなく、毛周期のサイクルに合わせなければ十分な効果が得られません。

施術と施術の間隔は2ヶ月程度空けるため、「必要回数×2ヶ月」が完了するまでの期間の目安になります。

5回で完了の場合はおよそ10ヶ月、8回で完了する場合は16ヶ月(1年4ヶ月)かかる計算となります。

ヒゲ脱毛の料金を抑えるには?

ヒゲ脱毛の料金は安いものではありませんよね。

少しでも費用を抑えたいと思った場合は、どうすればよいのでしょうか?

ヒゲ脱毛する部位を限定する

ヒゲ脱毛は細かくパーツが分けられています。

すべての部位を施術すると約10万円程度かかってしまいますが「気になる部位だけキレイになればOK」「デザインヒゲを楽しみたい」という人は、部位を絞って施術を受けるのも可能です

当院では受け付けておりませんが、メンズ専用の脱毛クリニックでは、施術対応部位を絞る、または対応部位の中から3部位をセレクトして施術する、といったプランも提供しているところもあるようです。

割引制度を利用する

クリニックによっては学割や乗り換え割、紹介割といった割引制度を設けているところもあります

利用条件はありますが、うまく割引制度を利用することで、かかってしまう費用を抑えることができるのでヒゲ脱毛を行う際に利用することを検討してみましょう。

ヒゲ脱毛で使われる脱毛機器の種類

ヒゲ脱毛を行うクリニックでは、医療レーザー脱毛機器を使用した施術が主流です

医療レーザー脱毛機器で使われるレーザーには3種類あります。

どの脱毛機器(レーザー)を使用して施術するかはクリニックの医師が判断するため、自分でどのレーザーを使用するかは基本的には選べません。

しかし、自身が行いたい脱毛の傾向によって適したレーザーがあるのなら、導入しているクリニックを選びましょう。

医療脱毛のレーザーには主に3種類ある

医療脱毛では主に「YAGレーザー」「ダイオードレーザー」「アレキサンドライトレーザー」の3種類のレーザーがあります

1

アレキサンドライトレーザー(波長:755nm)

宝石のアレキサンドライトを光源にしたレーザーで、日本ではもちろん、世界中でよく使用されていますが、男性のヒゲ脱毛ではあまり使用されることはありません


メラニンに反応しやすい特徴があり、効率的に毛根を破壊できる点は、最大の長所。


一方、メラニンに反応しやすい性質のため、色黒肌や色素沈着をしている部位は、やけどのリスクが高まるので、使用されません。


また、深達性(レーザーが届く深さ)がほかのレーザーと比較すると浅く、うぶ毛へも脱毛効果が発揮できません。


こうしたことから、ヒゲ脱毛には不向きとされているのです。

2

ヤグ(YAG)レーザー(波長:1064nm)

人工のYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)結晶を光源にしたレーザーで、アレキサンドライトレーザーの補完として使用されるレーザーです。


メラニンに吸収される割合が低いので、色黒肌や色素沈着にも使うことができます。


深達性もあり、うぶ毛にも充分な脱毛効果を発揮できるので、ヒゲ脱毛にも有効性のあるレーザーです。


ただし、ほかの2種に比べて強い痛みが出やすいというデメリットがあります。

3

ダイオードレーザー(波長:810nm/940nm)

半導体から人工的に作られたレーザーで、アレキサンドライトレーザーの次に普及しているレーザーです。


アレキサンドライトレーザーとヤグ(YAG)レーザーの中間波長なので、少しくらいの日焼けであれば使用することができます。


うぶ毛などにも効果があり、痛みも比較的弱いとされています


熱破壊(ショット)式に加えて、蓄熱(SHR)式でも照射できる脱毛機器が多いのも特徴です。


また、ヒゲ脱毛の場合はレーザー式の脱毛以外にも、デザイン脱毛など細かい部分では電気脱毛(ニードル脱毛)が使用される場合もあります。

4

電気脱毛(ニードル脱毛)

レーザー脱毛が普及する以前、主流だった脱毛方法です。


その名のとおり、毛根に針を刺して電気を流し、毛根を破壊する方法です。


手技が難しく、時間効率も悪いので、現在はほとんど使用されていません。


しかし、レーザー脱毛では難しい「白髪の脱毛」や「正確に毛を残す形を整える必要のある脱毛(デザイン脱毛)」などでは、現在も使用されることがあります。

結局どのレーザーがヒゲ脱毛に向いているの?

主にヒゲ脱毛で使用されるレーザーは「ヤグレーザー」と「ダイオードレーザー」になります

ヒゲはほかの毛と比べて皮毛角(毛が生える角度)が深く、毛根も深いためにレーザーがそこまで届く必要があるため、深達性に劣る「アレキサンドライトレーザー」はヒゲの脱毛には向かないのです。

ただし、一口に「いっても、うぶ毛だけではなくさまざまな毛質の毛が生えています。

これまで解説した通り、レーザーによって向いている毛、向いていない毛があるので、ヒゲの中にも向き不向きはあります。

ヒゲ脱毛の施術の流れ

ヒゲ脱毛を実際に受ける際は、基本的に以下の流れで施術を行うことになります。

契約までの流れ

クリニックと契約をしてヒゲ脱毛の施術を受ける前に、カウンセリングを必ず受けることになります。

ほとんどのクリニックではカウンセリングを無料で受けることが可能です

カウンセリングでは、医師がヒゲの毛質や肌質を診断するほか、医療脱毛の仕組みや料金形態の説明を受けることになります

楠山医師
楠山医師

治療などにより服薬中の薬がある人は、どんな薬を飲んでいるのかお聞きします。 薬の種類がわからないという人は、お薬手帳や処方箋を持参してください。

カウンセリングを受けたのち、自身が施術を受けたいプラン内容や回数を確認・確定して契約となるため、契約に必要な以下のものを持参していきましょう。

契約時に必要なもの

  • 身分証明書
  • 印鑑
  • 現金・クレジットカード・通帳
  • 親権者同意書(二十歳未満の人の場合)

ヒゲ脱毛は、一般的に15歳以上であれば受けることができますが、二十歳未満の方は、親権者の同意書が必要になります。

施術を受けるクリニックのホームページにある必要書類を印刷し、必要事項を記入の上で提出する必要があるため、必ず親権者の同意を得るようにしましょう。

また、18歳未満の人は、カウンセリングにも親権者の同席が必要となるクリニックがほとんどです。

ヒゲ脱毛当日の事前準備とNG行動

カウンセリングを経て契約が完了した後は、クリニックで施術を受ける日程を決めて施術を行っていくことを定期的に繰り返します。

施術を受ける当日は、事前に行っておかなければならないことがあるので、それらを解説していきましょう。

ヒゲ脱毛を受ける前の準備

ヒゲ脱毛を受ける前日までに、事前にヒゲを剃っておきましょう。

ヒゲを剃っておかないと、当日に別途シェービング代がかかったり、施術の時間が短くなってしまったりします。

また、施術前の自己処理電気シェーバーがよいとされています

普段のヒゲ剃りのやり方をしてしまうと、ヒゲ脱毛前にはNGとなってしまう方法もあるので、以下をご参照ください。

電気シェーバー ○ 刃が直接当たらないので肌を傷つけにくい
カミソリ △ 刃が直接当たるため肌を傷つけるリスクあり
除毛クリーム × 肌がデリケートになり、炎症リスクが高まる
毛抜き × 毛根ごと抜くことになり、脱毛効果が得られなくなる
ブラジリアンワックス × 毛根ごと抜くことになり、脱毛効果が得られなくなる
家庭用光脱毛器 × 医療レーザーと同じ仕組みでパワーが弱いため

ヒゲ脱毛当日のNG行動

脱毛を受けた肌は、炎症を起こしている状態です。

そのため、しっかり保湿するなど炎症を沈めることが大切になります。

逆に、以下のような行動をすると、炎症を悪化させてしまうことがあります。

▼施術当日のNG行動
制汗剤や日焼け止めの使用 肌へ刺激を与えないため
飲酒 血液の循環が活発になり、炎症を悪化させる恐れがあるため
医師の許可を受けた薬以外の服用 薬の種類によっては施術時に影響が出てしまうものがあるため
予防接種 予防接種の副作用による影響や、炎症している肌へ注射針を刺すことがリスクに
激しい運動 血液の循環が活発になり、炎症を悪化させる恐れがあるため
お風呂やサウナ 湯船に浸かることがNGに。体温を上げないように低い温度のシャワーで済ませるようにしましょう
マッサージやエステ 血液の循環が活発になり、炎症を悪化させる恐れがあるため
楠山医師
楠山医師

上記のような行動があった場合、肌トラブルで治療が必要になっても、無料で治療できないことがあります。 絶対にしないようにしましょう。

この記事のまとめ

ここまでヒゲ脱毛について、どのようなメリット・デメリットがあるかなど解説してきました。

この記事の中でおさえておきたいポイントは以下のとおりです。

  • ヒゲ脱毛をすることで面倒なヒゲ剃りの手間がなくなる
  • ヒゲ脱毛には医療脱毛とエステ脱毛の2種類がある
  • 医療脱毛の施術には痛みがともなう
  • ヒゲ脱毛に使用されるレーザーには主に3種類がある

医療脱毛によるメリットとデメリット、リスクなどをしっかりと確認した上で、自分にあったヒゲ脱毛ができるクリニックを選んで施術を行いましょう。

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