【医師監修】埋没毛の正しい治し方とは?原因・予防法まで医師が解説

2021.07.28

2022.03.11

埋没毛アイキャッチ

肌の中に外に出てこない埋もれた毛がある!?

そう気づいたことはありませんか?
このような肌の下で成長してしまった毛を「埋没毛」といいます。

かさぶたを剥がすのと同じような感覚で、埋没毛をむりやり引っ張り出して抜くのが習慣になってしまっているという人もいるようです。

でも、埋もれた毛を無理にほじくり出すのって、肌には悪そう。肌を傷めないの?
ご想像のとおり、肌の下で伸びた毛をほじくり出すのは、肌にとって悪影響です

炎症や色素沈着のリスクも上がり、埋没毛がもっと増える原因にもなってしまいます。

そこで今回は「理没毛をなくしたい」という方へ、その原因や予防・改善方法についてグロウクリニック渋谷院の楠山法子医師が解説します。

この記事の監修者

グロウクリニック 渋谷院 院長

楠山 法子

Noriko Kusuyama

専門科目 : 美容皮膚科・ 皮膚科
愛媛大学医学部医学科卒業。東京大学 医学部附属病院勤務を経て、医療脱毛・アートメイク専門のグロウクリニックにて院長を務める。医療と美容の両分野での知識と経験が豊富。
監修者のプロフィール詳細

※本記事は2022年5月時点の情報をもとにまとめています。
※記事内の金額は税込の表示となります。

埋没毛とはどんな状態?原因は何?

それではまず、「埋没毛」とはどのようなものか、何が原因で起こるのかについて解説しましょう。

埋没毛とは?

埋没毛は「まいぼつもう」と読み、「埋もれ毛」と呼ばれることもあります。

楠山医師
楠山医師

埋没毛とは、その名の通り、肌の下で毛が長く成長してしまったものです

なんらかの原因で毛穴が塞がれてしまったことで起こります。

肌の外に出てこないことからお手入れがしにくく、たくさんあると肌に黒くぶつぶつした点が目立ってきてしまうため、埋没毛がコンプレックスになっている人も多くいます。

一口に埋没毛といっても、以下の(1)〜(4)のように、いろいろなタイプがあります。

(1)肌の下で長く伸びたタイプ (2)毛先が肌に埋もれたタイプ
埋没毛_1
埋没毛_2

毛先が外に出られずに肌のすぐ下で伸びてしまったもの。

一度出た毛先が肌に埋もれてしまった状態です。

(3)毛先だけ表面に出たタイプ (4)肌の下でくるくる丸まったタイプ
埋没毛_3
埋没毛_04

肌のすぐ下に毛が埋もれており、毛先だけが外に出ています。

毛が肌の下で丸まって伸び、毛先が出ていない状態です。

これらの埋没毛は、毛が生えている箇所ならどこでも起こり得る症状ですが、とくにできやすいのは下記のような部位です。

  • 太い毛が生えているところ
  • 毛がいろいろな向きに生えているところ
  • 肌がやわらかいところ
  • 頻繁に毛の自己処理を行うところ

上記の条件に当てはまる身体の部位には、
ワキ Vライン (とくにヒザ周り)二の腕 男性のヒゲ などが挙げられます。

実際にワキをカミソリなどで処理しているとき、埋没毛を見かけたことのある人も多いのではないでしょうか?

ひざなども、普段自分で目にすることが多い部位なので、気づきやすい箇所です。

などに大量のぶつぶつができている場合については、こちらの記事で詳しく解説しています。

埋没毛の原因は?

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埋没毛はなぜ起こってしまうのでしょうか。

楠山医師
楠山医師

埋没毛ができる主な原因は、ムダ毛の自己処理と肌の乾燥だといわれています。

とくに毛抜きなどを使って、埋没毛を自分でほじくり出すことは絶対NGです。

埋没毛をさらに増やしてしまう原因にもなります。

よかれと思ってやっていたことが、埋没毛の原因を作っていたかと思うとショックですよね。

それでは、どうして自己処理や乾燥が埋没毛をつくる原因になってしまうのか、詳しく見ていきましょう。

(1)毛の自己処理

自己処理によって毛穴が傷つくと、肌の新陳代謝(ターンオーバー)のサイクルが乱れ、肌表面の角質層がだんだんと分厚くなって毛穴をふさいでしまいます

▼埋没毛が起こる仕組み
埋没毛が起こる仕組み

では、具体的にどのような処理の仕方で埋没毛ができるのでしょうか。

毛抜きやブラジリアンワックスなどで毛を抜いた場合

ワックスで毛を抜いたことがある人はわかると思いますが、ワックスを剥がすときに肌にバリッと刺激がありますよね。

ワックスの粘着力が強いと、肌の表面も一緒に剥がしてしまうような形になり、肌と毛穴の双方を傷つけます

それによって肌は自らを保護するためにターンオーバーを遅らせて、角質を厚くします。

その結果、毛穴がふさがり、毛先が肌表面に出られなくなってしまうことで、埋没毛になるのです。


カミソリで毛を剃った場合

カミソリで毛を剃ると、いろいろな形で肌や毛穴を傷つけやすくなります

  • 深剃り…深く剃ることで毛と一緒に肌も傷つけてしまう
  • 逆剃り…毛の流れに逆らって剃ることで、毛穴が開きやすくなる
  • 空剃り…素肌に何もつけずに剃ることで、肌と毛穴を傷つけやすくなる
肌や毛穴が傷つくと、自らを保護しようと角質を厚くし、毛穴を塞いでしまうため、やはり埋没毛の原因になります。


(2)肌の乾燥

埋没毛が生まれる原因に「肌の乾燥」も挙げられます。

乾燥すると肌が傷つきやすくなり、古い角質が蓄積されやすくなるためです。

肌の乾燥を防ぐには、保湿機能のある角質層を傷つける自己処理の間隔を開けるのが大事。

せめて3~4日に1回くらいに抑えるように意識したいところです。

埋没毛の治し方は?放置したらどうなる?

ここまで、埋没毛の種類や原因について見てきましたが、「もう埋没毛ができてしまった」という人は、どのようにして治せばよいのでしょうか?

楠山医師
楠山医師

皮膚科では、埋没している毛を摘出し、抗生物質の軟膏を塗るといった処置がなされます

ここからは、埋没毛の具体的なケア方法や対策を紹介していきます。

埋没毛の放置は炎症がなければOK

「埋没毛があるけれど、特に気にならない箇所なので放っておいている」という人も多いことでしょう。

やはり放置しておくのはよくないことなのでしょうか?

楠山医師
楠山医師

結論からいいますと、炎症が起こっていない場合は放置しても心配はいりません

埋没毛を放っておいた場合、肌がターンオーバーで生まれ変わっていくうちに、塞がっていた毛穴が元の状態に戻ります。

そうすると、肌の中に埋まっていた毛が押し出され、毛先が外に出てくるようになります。

ただし、完全に埋没してしまった場合は治るまでに時間がかかるので、気になる人は皮膚科に相談することをおすすめします。

「皮膚科に行くほどではないけれど早く治したい」という人は、自分でできるセルフケアもあるので、以下の方法を知っておくとよいでしょう。

角質ケアをする

先ほど説明したとおり、埋没毛の原因は、肌が自らを保護するために角質を厚くしてしまうことです。

そのため、スクラブやピーリングで古い角質を取り除き、毛先が肌表面に出やすくする方法もあります。スクラブは粒子で肌表面の角質をけずる方法で、ピーリングは酸で肌表面の角質を溶かす方法です。

ただし、スクラブやピーリングで肌をこすりすぎたり、頻繁に使いすぎたりしてしまうのは逆効果です。頻繁に肌に刺激を与えると肌への負担となり、角質を厚くしてしまうことにつながるので、週1〜2回程度のペースでの使用にとどめることをおすすめします。

また、いずれも肌に刺激を与える方法なので、炎症がある場合には使わないようにしましょう。


肌の保湿

肌の保湿を徹底的に行うことも、埋没毛対策になります。

入浴後に保湿成分を含むボディクリームなどで保湿し、肌をやわらかくするよう心がけましょう。特に尿素を含むクリームには肌をやわらかくする作用があるので効果的です。

保湿をまめに行うことで、硬い角質層が徐々にやわらかくなり、ターンオーバーが滞りなく進みます。


くるくる丸まった埋没毛をほじくるのはNG

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肌の下で長く伸び、くるくると丸まっている埋没毛。

「くるくるっとしたところを毛抜きや針などで引き出すのが面白い」という人もいるかもしれませんが、肌を傷つけることになり、逆効果です。

楠山医師
楠山医師

毛を無理にほじくり出すことで、毛穴に雑菌が入り、炎症を起こして「毛嚢炎(もうのうえん)」になる恐れもあります

また、角質が厚くなって毛穴が埋まれば埋没毛が再発する場合も。

埋没毛を繰り返し抜いて肌を傷つけているうちに、色素沈着を起こしてしまうこともあります。

「こんなはずではなかった…」と後悔する前に、自分で埋没毛を抜くのはやめるようにしましょう。

ニキビのように腫れた場合は皮膚科を受診しよう

ニキビのようなできものができてしまったときは、「毛嚢炎(もうのうえん)」の可能性があります

  • 毛穴周辺がニキビのように腫れている
  • しこりがある
  • 痛みがある

毛嚢炎は、毛穴にブドウ球菌が入り、炎症を起こしたものです。

カミソリなどでできた小さな傷から細菌が感染することによって起こります。

放置すると、治りが遅くなったり、治る過程で黒ずみ(炎症後色素沈着)になってしまったりして、あとが残ってしまうこともあります。

このような症状が出てしまった場合は放置せずに、まずは皮膚科で相談してみましょう。

埋没毛を予防するムダ毛処理方法は?

これまで、埋没毛ができる原因と、どのように治していったらよいのかを紹介してきました。

では、埋没毛ができないようにムダ毛を処理するにはどうしたらよいのでしょうか。

楠山医師
楠山医師

まず、大切なのは肌を傷つけるような自己処理はやめること。

毛抜きなどで毛を抜いたり、カミソリやワックスを使ったりする処理の仕方は、肌を傷つけてしまうのでおすすめできません。

では、具体的な方法を説明していきます。

剃るならカミソリではなく電気シェーバーを使う

ムダ毛を自己処理する際は、カミソリではなく電気シェーバーで剃った方が肌を傷つけるリスクが減ります

電気シェーバーとカミソリは、いずれも毛を剃る方法です。

しかし、カミソリは刃が肌に直接触れるのに対して、電気シェーバーは刃が直接肌に触れない構造となっています。

そのため、カミソリに比べると肌の負担も小さく、埋没毛をつくるリスクも低いといえるでしょう。

それでもカミソリでのセルフケアが便利なので続けたいという場合は、以下の点に注意してください。

  • シェービングジェルなどを使う(石鹸やボディソープはNG)
  • 逆剃りはしない
  • 古いカミソリを使わない

また、剃った後は必ず保湿を行うようにすることが、乾燥を避ける上では大切です。

楠山医師
楠山医師

ただし、電気シェーバーでも肌へのダメージがまったくないとはいえません。、長期的な自己処理によるダメージをなくしていくためには、レーザーによる脱毛なども選択肢となります

除毛クリームは肌への負担が大きいので避ける

抜いたり剃ったりしない方法として、除毛クリームを思い浮かべる人もいるかもしれません。

しかし、実は除毛クリームは避けた方が無難です。

除毛クリームは、毛のタンパク質を溶かすほど強い薬剤であり、もちろん人の肌にとっても大きな負担となります。

また、除毛クリームは、あくまで肌表面に出ている毛だけに作用するものなので、肌の中に隠れてしまっている埋没毛には効果がありません。

脱毛をして自己処理から卒業するのも方法

先述のとおり、埋没毛の原因は自己処理による肌への負担です。

そのため、自己処理をなるべくしなくてよい方法を考えるのが解決への近道となります。

楠山医師
楠山医師

自己処理による肌への悪影響を根本的に解決したいのであれば、脱毛も選択肢のひとつです。

脱毛は1度行ったらすぐに自己処理がいらなくなるというものではありませんが、回数を重ねていくほど自分でケアする機会が減ります。

自己処理をする回数が減れば、肌への負担も減り、結果的に埋没毛が生まれにくくなるのです

「脱毛だって肌への負担があるのでは?」と疑問に感じる人もいるかもしれません。

一見、刺激が強そうに感じる脱毛ですが、実は肌表面ではなく、その奥にある毛を生やす組織に働きかけるものです。

そのため、実は肌へのダメージは自力で剃るよりも少ないのです。

埋没毛でも脱毛できる?

グロウクリニックでの脱毛の様子 撮影:田村裕未/アーク・コミュニケーションズ

結論からいうと、埋没毛がある場合にも脱毛は可能です

なぜなら、脱毛に使うレーザーや光は肌の下の毛の黒い色に反応し、毛乳頭などの毛を生やす組織にダメージを与える仕組みのためです。

ただし、脱毛サロンの場合は万一肌トラブルが起こった際に店舗で対処ができないため、埋没毛を避けることがほとんどです。

楠山医師
楠山医師

医療脱毛クリニックであれば、原則的に埋没毛があっても脱毛できます

しかし、炎症が起きている場合や黒く濃く残っている場合には、照射を避けるケースもあります。

埋没毛の状態によっては、医療器具で埋没毛を取り出してから施術を行う可能性もあるでしょう。

そのほか、埋没毛への脱毛は効果が実感できるまでに時間がかかるケースが多いことにも注意しましょう。

理由としては以下が挙げられます。

  • レーザーが届きにくいので施術回数を重ねる必要がある 
  • やけどを防ぐため、照射エネルギーを下げる必要がある
  • 肌のターンオーバーによって毛先が肌表面に出てくるまで抜けない

グロウクリニックでは、医師と女性カウンセラーによる無料のカウンセリングを行っています

医師に話しにくいことでも、女性カウンセラーが患者さまの立場に寄り添い、ていねいにお話を伺います。

埋没毛が気になっている方は、お気軽にご相談ください。

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この記事のまとめ

ここまで「埋没毛をなくしたい」という人に向けて、グロウクリニック渋谷院の楠山法子医師が原因やケア、治療法、そして予防法について解説してきました。

この記事の中でもおさえておきたいポイントは以下のとおりです。

  • 埋没毛とは肌の下で毛が長く成長してしまったもの。
  • 埋没毛はワキ、Vライン、脚(とくにヒザ周り)、二の腕、男性のヒゲなどにできやすい。
  • 埋没毛ができる主な原因はムダ毛の自己処理と肌の乾燥。
  • 特に炎症が起こっていない場合は放置しても大丈夫。
  • 埋没毛を自力でほじくり出すのはNG。
  • ニキビのように腫れた場合は皮膚科を受診すること。
  • 埋没毛を予防するには電気シェーバーやレーザー脱毛などを利用し、肌を傷つける自己処理の回数を減らすことが大切。
  • 埋没毛への脱毛効果は実感できるまでに時間がかかる。

埋没毛を根本的に解決したいと思うなら、原因となる自己処理を減らすため、医療脱毛を検討してみるのもよいかもしれません。

すでにできてしまった埋没毛も、クリニックであれば脱毛可能な場合が多いので、お悩みの方は相談してみてくださいね。

グロウクリニック

グロウクリニックの特徴

全身脱毛5回で131,250円
・あらゆる肌質・毛質に高い効果があり、痛みも少ない
・全国18院。関東・関西・九州に店舗拡大中なので、予約が取りやすい
   

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