医療脱毛に通う効果的なペースはどれくらい?毛周期と脱毛の関係について解説

2021.09.22

2021.09.29

ペースアイキャッチ

医療脱毛の施術を受けたいけれど、どれくらいの周期で通えばいいの?
施術する部位によって、通うペースも違うの?

脱毛の施術は1回では終わらないもの。間隔を空けて何度か通う必要があります。

施術を受ける間隔は、1〜3ヶ月がよいとされており、短い間隔で施術を受けた場合には、ムダ打ちになってしまうことも…

せっかく医療脱毛をするのであれば、効率的なペースで通院したいですよね。

効率的に脱毛をするには、「毛周期」という毛の生え変わりのサイクルに合わせて通院することが大切なのです。

この記事では、毛周期の仕組みや効率的に施術を受けるペースについて解説していきます。

この記事の監修者

グロウクリニック 渋谷院 院長

楠山 法子

Noriko Kusuyama

専門科目 : 美容皮膚科・ 皮膚科
愛媛大学医学部医学科卒業。東京大学 医学部附属病院勤務を経て、医療脱毛・アートメイク専門のグロウクリニックにて院長を務める。医療と美容の両分野での知識と経験が豊富。
監修者のプロフィール詳細

※本記事は2022年5月時点の情報をもとにまとめています。
※記事内の金額は税込の表示となります。

医療脱毛は1~3ヶ月の間隔を空けて行うのがベスト

医療脱毛の施術を受ける間隔は、1〜3ヶ月程度空けるのがよいといわれています。

その理由は、「毛周期」という毛の生え変わりのサイクルがあるためです。

毛周期には、レーザーが効果的に働くタイミングと、そうでないタイミングがあります。

毛周期について、もう少し詳しく見ていきましょう。

毛周期って何?

毛周期とは、毛の生え変わりのサイクルのことで、1本1本の毛に毛周期があります。

脱毛の施術で効果を得られるかどうかは、この毛周期に左右されます

毛周期には3つの段階がある

毛周期には、「成長期」「退行期」「休止期」という3つの段階があります。

成長期

成長期とは、毛が成長して伸びていく時期のことです。

成長期には「前期」と「後期」があります。

前期は毛乳頭(毛根の底の部分)から栄養をもらった毛母細胞(毛乳頭の上の部分)が分裂し、毛が伸び始める時期です。

後期は毛母細胞がさらに活発に分裂し、皮膚の外まで毛が伸びた状態になります。

退行期

退行期とは、毛がある程度伸びて、成長が止まった時期のことをいいます。

成長期とは異なり、退行期の毛は黒い色素(メラニン)が薄くなっており、徐々に毛乳頭から毛が離れていきます。

退行期は、毛が毛穴から抜け落ちる準備期間でもあるのです。

休止期

休止期とは、毛が毛乳頭から完全に離れて抜け落ちる時期のことです。

この期間を経て、成長期へと移行していきます。

毛周期を簡単に表すと、以下の動画のようになります。

▼毛周期のイメージ
毛周期に関するgif

なぜ毛周期に合わせて脱毛する必要があるの?

毛周期に合わせて施術を行う理由は、脱毛のメカニズムにあります。

上記の成長期、退行期、休止期の3段階の中で、レーザー照射をして脱毛効果が期待できるのは「成長期」の毛のみだからです。

体毛は以下の図のような構造になっています。

▼毛の構造
毛の構造

レーザー脱毛は、脱毛機器の光やレーザーが毛の黒い色素(メラニン)に反応し、熱を発生させて、毛乳頭やバルジ領域といった、毛を作る細胞を破壊する施術です。

これにより毛が生えなくなり、脱毛の効果が出る仕組みです。

そのため、毛乳頭から毛が伸びている成長期にレーザー治療を行うことが効果的であるとされています。

▼レーザー脱毛の仕組み
レーザー脱毛の仕組み

では、成長期以外の期間はどうなのでしょうか?

退行期や休止期になると、毛はメラニン色素が薄い状態になっています。

レーザーは黒い色素に反応するため、うぶ毛などを含む色素が薄い状態の毛は、脱毛機器の光やレーザーが反応しづらくなり、効果的な脱毛を行えなくなってしまいます

また、退行期と休止期の毛は毛乳頭から離れているため、毛乳頭にレーザーの熱が伝わらず、ダメージを与えることができません。

上記の理由から、退行・休止期にレーザー照射をしても、あまり効果を得られず、ムダ打ちとなってしまう可能性が高くなります

すべての毛の毛周期が異なり、退行期〜休止期の毛と、成長期の毛を見極めるのは難しいため、成長期の毛がある程度生えそろう1~3ヶ月のペースで、複数回施術を行うのが一般的な脱毛の方法になります。

毛周期に合わせて脱毛しないとどうなる?

では、施術を行う間隔が短かったり、長かったりする場合はどうなるのでしょうか。

毛周期に合わせないで施術した場合についてお教えします。

間隔が短いと施術回数がムダに増えてしまう場合も

脱毛サロンなどは脱毛機器の出力が弱く、肌に与えるダメージが少ないため、最短で2週間に1回などの短期ペースで通えるところもあります。

しかし、施術の間隔が短いと、レーザーが反応する成長期の毛が生えそろわないタイミングでの施術になってしまうため、ムダ打ちになってしまう場合があります。

間隔が長い場合は、脱毛効果は持続する

医療脱毛の場合、毛を作る組織の破壊ができていれば、その毛根は毛を作る能力を失います。

そのため、前回の脱毛から3ヶ月以上空いてしまっていても、それまでの施術の脱毛効果が元に戻ることはないといわれています。

ただし、間隔が空くとそれだけ脱毛完了までに時間がかかりますので、早期に脱毛を終えたいのであれば、1〜3ヶ月のペースを崩さず通い続けることが望ましいでしょう。


毛周期に合わせていても効果が出ない場合は?

毛周期に合わせて施術を行なっていても、脱毛の効果が出ないという場合には、毛周期の乱れや脱毛機器が影響しているかもしれません。

毛周期を乱す行動に注意

脱毛を行うには、成長期の毛が生えそろったタイミングが効率的ですが、その際、毛周期を乱す行動には注意が必要です。

毛周期は、ちょっとした刺激やストレスが原因で乱れてしまう可能性があります。

そのため、成長期に合わせて施術したつもりでも、毛周期が乱れてしまうことにより、脱毛効果が出にくくなってしまいます

具体的な毛周期を乱す原因は以下です。

  • 毛抜きやワックスでの自己処理
  • 生活習慣の乱れ・ストレス

毛抜きやワックスを使った自己処理は、多くの人が手軽に行えるため人気です。

しかし、これらは自然に抜ける予定の毛の毛周期を乱す原因になってしまうのです。

また、脱毛レーザーは毛の黒い組織に反応するため、毛を抜いてしまうことでレーザーが反応せず、毛を作る組織を破壊することができなくなります。

このような原因を作らないためには、脱毛期間中は、自分で毛を抜く処理方法は避け、電気シェーバーなどで剃るようにしましょう

その他、生活習慣が乱れたり、睡眠、栄養の不足や、過剰なストレスがかかったりすることで、毛周期が乱れる可能性もあります。

脱毛期間中は、規則正しく、ストレスのない生活を心がけることが大切です。

脱毛機器の照射がうまくいっていないケースもある

施術時のレーザーの出力や当て方に原因があることも考えられます。

具体的には、以下のようなことが原因で、毛を作る組織がうまく破壊されず、脱毛効果が出にくくなる場合があります。

  • 毛や肌質にレーザーが合っていない
  • レーザーの出力が弱い
  • レーザーの照射漏れがある

それぞれの場合について、詳しく見ていきましょう。

毛や肌質にレーザーが合っていない

医療脱毛に使用されるレーザーはおもに「アレキサンドライトレーザー」「ダイオードレーザー」「ヤグレーザー」の3種類に分けられます。

それぞれのレーザーの特徴やメリット・デメリットは以下の表のとおりです。

          
種類 波長 照射方式 特徴
アレキサンドライト 755nm(普通) 熱破壊(ショット)式 ・メラニンに反応しやすく、効率的に毛根の発毛組織を破壊する
・色黒肌や色素沈着を起こした部位には使えない
・色の薄いうぶ毛には効果が出にくい
・ダイオードよりも痛みは強い
ダイオード 800nm(普通) ・熱破壊(ショット)式
・蓄熱式(SHR)
・痛みは少ないが、アレキサンドライトよりも脱毛効果はやや劣る
・多少の色黒肌には使えるなど、幅広い肌質・毛質に対応
YAG(ヤグ)1,064nm(深い) 熱破壊(ショット)式・メラニンへの反応は弱いが肌の奥深くにまで届く
・色黒肌や色素沈着を起こした部位にも使える
・アレキサンドライトよりも痛みが強い
それぞれのレーザーは照射方法や波長の長さが異なるため、肌質や毛質、施術部位によって、相性のよいレーザーが変わります。

肌質、毛質とレーザーの種類が合っていないと、効果的に毛を作る部位へダメージを与えることができず、施術の効果が出にくくなるのです。

レーザーの出力が弱い

初回の照射や、肌の状態の関係で、レーザーの出力を弱めて照射する場合にも、脱毛効果が出にくくなります。

レーザーの出力が弱いと、毛をつくる組織を破壊するのに十分な熱エネルギーを与えられなくなるためです。

レーザーの照射漏れがある

レーザーを当て損なった箇所がある場合、その部分の毛は脱毛効果を得ることができません。

そのため、毛がかたまり状やライン状になって残っている場合は、レーザーの照射漏れを疑うべきでしょう。

特に骨に近く、肌に凹凸が多いひじやVIOなどの部位は、照射漏れが起こりやすいです。


グロウクリニックでは3種のレーザーを搭載した脱毛機器を使用

より効率的に施術をするために、グロウクリニックでは、「ソプラノチタニウム(※)」という3種類のレーザーを搭載・同時照射もできる機器を使用しています。

※ソプラノチタニウムは国内未承認の機器です。保険診療の制約を受けない美容医療においては、医師の裁量のもとに未承認機器を使用することは可能です。
グロウクリニックの医師がAlma Lasers社(イスラエル)から購入したものを使用しております。

ソプラノチタニウム
3種のレーザーの同時照射が可能な脱毛機器「ソプラノチタニウム」
撮影:清水亮一/アーク・コミュニケーションズ

照射方式も熱破壊式と蓄熱式の切り替えが可能で、おもに蓄熱式で施術を行うため、痛みを感じづらいのが特徴です。

この機器は各レーザーの苦手な部分を補い、さまざまな肌質・毛質に対応できるので、それぞれの部位に合わせた効果的な施術が可能です。

基本的に、それぞれの患者様の毛質・肌質に合わせて、レーザーの波長や脱毛機器の設定をし、安全や痛みに配慮しながら施術を行っています

ただし、まれに下記のような肌トラブルが起こることがあります。

赤みやむくみ、ヒリヒリ感

医療脱毛の施術を受けた当日〜翌日にかけて、施術部位に赤みやむくみ、ヒリヒリ感が出る場合があります。
症状が軽い場合は、レーザー照射による正常な反応とされ、2〜3日で自然に治ります。

やけど

施術後、数日経過しても赤みやヒリヒリ感が続く、水ぶくれができるなどの症状がある場合は、やけどをしている可能性があります。
これは、脱毛器と肌の相性や、レーザーの出力の高さに原因がある場合があります。

炎症後色素沈着

施術後1ヶ月頃に、肌に色素沈着が起こった場合には、炎症後色素沈着が起きている可能性があります。
肌への炎症の後に起こる一時的な色素沈着で、数ヶ月〜1年程度でだんだん薄くなり消えていきます。

毛のう炎(毛包炎)

施術後に、毛穴を中心にニキビのような発疹ができた場合には、毛のう炎(毛包炎)の疑いがあります。
レーザーによって肌のバリア機能が下がり、毛穴の中にブドウ球菌が繁殖して炎症を引き起こしたものです。

硬毛化

何度か施術をした後に、毛穴から今までよりも太く硬い毛が生えてきてしまう現象を硬毛化といいます。
具体的な原因はまだ解明されていませんが、アレキサンドライトレーザーを弱めの出力で当てた際に多く起こるといわれています。

増毛化

施術後、今まで生えていなかった毛穴から毛が生えてきてしまうことを増毛化といいます。
こちらも原因ははっきりしていませんが、レーザーが毛をつくる細胞を活性化させているのではないかといわれています。

もし、施術後に上記のような肌トラブルが起こった場合には、クリニックにすぐに相談をしましょう。

クリニックは医療機関のため、施術後の肌トラブルにも即座に対処することが可能です。

ベストタイミングで施術できるクリニックを選ぼう

結論として、医療脱毛は成長期の毛が生えそろう1〜3ヶ月のペースで行うと効率がよいといえます

また、効率よく通院するには、予約枠が多く、タイミングを逃さず施術できるクリニック選びが大切です。

予約枠が多く、通院しやすい院がおすすめ

先ほども述べたとおり、脱毛の施術を受けるときには、成長期の毛がある程度生えそろう、1〜3ヶ月のペースで施術を受けるのが効果的です。

ベストなタイミングを逃さず、効率的に通院するには、予約の取りやすいクリニックを選ぶことが大切

グロウクリニックでは、3種のレーザーを同時照射可能なソプラノチタニウムを利用しており、(※)高速で連射することが可能です。
※2021年9月現在、一部クリニックでは未導入。順次導入予定。

また、ハンドピースの照射面積が広く、広範囲に照射でき、効率よく施術が行えます。

全身脱毛でも1回で90分と短時間で施術を終えられるため、予約枠が多いのが特徴です。

現在は、院数も関東を中心に15院以上と拡大し、実質的な予約枠が増大していますので、今後、ますます予約が取りやすくなっています。

上記の点から、グロウクリニックでは、個人の毛周期に合わせた効果的なペースでの脱毛の施術が可能です。

忙しい人でも脱毛の予定を入れやすく、ペースを崩さず通院いただけます。

施術のペースは医師に相談しよう

毛周期は、基本的に個人や部位によっても異なっており、成長期の毛を見分けることはできません。

そのため、一度クリニックで自分の都合に合わせつつ、どういったペースで通えばよいのかを相談するとよいでしょう

グロウクリニックでは、毛周期の間隔に合わせ、脱毛のペースを2カ月前後で提案しております。施術ごとに体毛の状態を見ながら通院いただけます。

この記事のまとめ

この記事では、医療脱毛に通うペースや毛周期について解説してきました。

今回覚えていてほしいポイントは以下の通りです。

  • 体毛にはそれぞれ毛周期があり、医療脱毛の効果が出るのは成長期の毛にのみ
  • 医療脱毛の施術は、成長期の毛がある程度生えそろう1~3ヶ月周期で行うのがベスト
  • 肌質や毛質によって相性のよい脱毛機器は異なる
  • 効率よく通院するためには、成長期に合わせて予約が取りやすいクリニックを選びたい

毛周期や肌の質、施術する部位によっても最適な周期は異なりますし、個人差があります。

まずはクリニックに相談し、自分に合った施術方法や通う周期について、相談するようにしましょう。

【参考資料】

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