毛周期とは何か?脱毛との関係や見分け方、部位別の期間を解説

【皮膚科医監修】毛周期とは何か?脱毛との関係や見分け方、部位別の期間を解説

効率のよい脱毛は、「毛周期」を理解することから始まるといっても過言ではありません。

毛周期のポイント
                
  • 毛周期とは、毛の生え変わりのサイクルのこと
  • 脱毛効果を期待できるのは「成長期」の毛のみ
  • 毛周期の調べ方や見分け方は存在しない
  • 「蓄熱式脱毛だから毛周期は関係ない」は嘘
  • 毛周期は部位や1本1本の毛によって異なる
                     

それでは、毛周期とは何か、ムダ打ちを避けるための施術ペースなどについて、グロウクリニック渋谷院の楠山法子医師がわかりやすく解説していきます。

※本記事は2022年4月時点の情報をもとにまとめています。

※記事内の金額は税込の表示となります。

毛周期とは?

「毛周期」とは、毛の生え変わりのサイクルのことです

毛周期のイメージ

毛周期のイメージGIF

髪の毛やまつげが自然に抜けるのは、毛周期があるから。

すべての毛は
  • 毛が伸びる「成長期」
  • 毛が抜ける「退行期」
  • お休み期間の「休止期」
を繰り返しているのです。

1. 成長期

「成長期」とは、文字通り、毛が成長して伸びている時期をいいます。

成長期は、大きく「前期」と「後期」に分けられます。

成長期前期
  • 毛乳頭(毛根の底のくぼんだ部分)から栄養をもらった毛母細胞(毛根の上の部分)が分裂して、毛が伸び始める
  • 毛はまだ皮膚の外まで伸びていない
成長期後期
  • 毛母細胞がさらに活発に分裂する
  • 皮膚の外まで毛が伸びる

2. 退行期

「退行期」とは、毛が毛穴から抜け落ちる準備を始める時期です。

毛がある程度の長さまで伸びて成長が止まり、徐々に毛根が押し上げられます。

退行期の毛は、毛母細胞が活発に分裂している成長期と異なり、黒い色素(メラニン)が薄くなります。

3. 休止期

「休止期」とは、新しい毛が生えるまでの休憩期間です。

毛根が完全に離れて抜け落ちます。

ある程度経つと再び発毛細胞が活発になり、毛は成長期に入ります。

脱毛と毛周期の関係は?

「毛周期に合わせて脱毛すると効果が出やすい」と聞いたことがある人もいるでしょう。

毛周期が脱毛効果に影響するのは嘘ではありません。

毛周期には、脱毛効果の出やすい期間と出にくい期間が存在します。

続けて詳しく見ていきましょう。

脱毛に適しているのは「成長期」の毛だけ

脱毛に使う光やレーザーに反応するのは、成長期の毛だけです。

脱毛機の光やレーザーは、毛の黒い色素(メラニン)に反応して熱を発生させ、その熱で毛乳頭やバルジ領域といった毛を生やす組織にダメージを与える仕組みだからです。

レーザー脱毛の仕組み

レーザー脱毛の仕組み

退行期や休止期の毛は、以下の理由で脱毛効果が期待できません。

  • メラニンが少ない
    毛母細胞の分裂が盛んな成長期の毛と異なり、退行期と休止期の毛は色が薄く、脱毛機の光やレーザーが反応しづらくなります。

  • 毛と毛乳頭が離れている
    仮に光やレーザーが反応したとしても、退行期と休止期の毛は毛乳頭から離れているため、毛乳頭に熱が伝わりません。

毛乳頭にダメージを与えられなければ、毛が抜けても再び生えてくる可能性があるので、ムダ打ちになってしまうでしょう。

毛周期があるから医療脱毛でも5回程度の施術が必要

毛周期をふまえると、医療脱毛では定期的に剃らなくていい程度にまで毛をなくすのに、少なくとも5回以上の施術が必要です。

実は、成長期の毛は全体の約20%に過ぎません。

ですから、1回の脱毛施術ですべての毛をなくすことはできず、新たに成長期に入った毛があとから生えてきます。

医療脱毛の経過のイメージ

ちなみにエステ脱毛の場合は、同じ状態になるまでに12〜18回程度の施術が必要といわれています。

1回あたりの費用はエステ脱毛の方が安く見えても、総額では医療脱毛の方が安くなるケースがあるのはこのためです。

必要回数は部位や毛量、毛質、肌質などによっても変わるので、カウンセリングの際に確認してみましょう。



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【グロウクリニックの特徴】

  • 全身脱毛プランは8回・10回・12回も選べる
  • 全身脱毛プランは麻酔も無料
  • 満足したら途中解約もOK

毛周期の調べ方・見分け方はある?

脱毛機の光やレーザーは成長期の毛にしか反応しないため、「成長期の毛を見極めて脱毛施術を受ければ、効率的に脱毛できるのでは?」と考える人も多いかもしれません。

しかし、毛周期の調べ方や見分け方はありません

毛周期を見分けることが不可能である理由は以下の通りです。

  • 毛周期には個人差がある
  • 同じ部位であっても、1本1本で毛周期は異なる
  • 皮膚の外まで伸びている毛にも、成長期と退行期が混在し、見分けがつかない

したがって、多くのクリニックやサロンでは「ある程度生えそろったかどうか」を目安にして施術を進めています。

ある程度毛が生えそろっていれば、それだけ成長期を迎えた毛が増えたと考えられるからです。

体の部位別の毛周期は?

座って首をかしげる女性

では、体の部位によって毛周期はどれくらい違うのでしょうか。

例えば髪の毛は、全体の9割が成長期で、その成長期は2〜6年ほど続きます。

髪の毛が長く伸びるのは、成長期が長いためです。

一方、ワキの毛の場合、成長期の毛は全体のわずか3割

3割の毛が4ヶ月で伸びては抜けるを繰り返しているため、髪の毛ほど長くは伸びません。

体の部位別の毛周期

                                                                                                                                                                                                                          
部位 成長期の期間 休止期の期間 成長期の毛の割合
頭髪 2~6年3~4か月 85%
鼻の下 16週
(約3.7ヶ月)
6週
(約1.4ヶ月)
65%
あごひげ 1年10週
(約2.3ヶ月)
70%
ワキ 4ヶ月3ヶ月 30%
13週
(約3ヶ月)
18週
(約4.1ヶ月)
20%
VIO 4ヶ月3ヶ月 30%
16週
(約3.7ヶ月)
24週
(約5.5ヶ月)
20%

では、具体的にどれくらいのペースで脱毛施術を受ければよいのでしょうか。

毛周期に合わせた脱毛の間隔は?

毛周期に合わせて効率的に脱毛したいなら、1ヶ月半〜2ヶ月に1回のペースで施術を受けるとよいでしょう。

前に述べたように、毛周期は体の部位だけでなく、1本1本の毛によっても異なります。

しかし、1ヶ月半〜2ヶ月に1回というペースであれば、新たに成長期を迎えた毛が増えてきたタイミングを狙えるからです。

では、毛周期を無視した場合にはどうなるのでしょうか。

2週間ごとなど、短い間隔で脱毛施術を受けた場合

「短期間で集中的に脱毛施術を受けたほうが早く卒業できるのでは?」と思う人もいるかもしれません。

しかし、短い間隔で脱毛施術を受けると、結果的に脱毛卒業までにかかる施術回数が増えてしまうおそれがあるのです。

それは、1回の施術でレーザーに反応する成長期の毛が少なくなるためです。

たとえば、毛がまだ生えそろっておらず、成長期の毛が全体の5%しかなかったとしましょう。

この場合、1回の施術で脱毛できるのも、また5%です。

5%ずつしか脱毛できないのなら、100%脱毛できるまで、単純計算で20回の施術が必要となります。

前回の脱毛から3ヶ月以上あいてしまった場合

医療脱毛であれば、前回の脱毛施術から間隔が長くあいてしまったとしても、元に戻ってしまうことはないと考えられます。

これまでの施術で毛を作る組織をきちんと破壊できていれば、その毛根は新たに毛を作る能力を失っているためです。

脱毛後に復活したように見える毛は、前回の脱毛施術の際に退行期・休止期だった毛が伸びてきたものでしょう。

ただし、家庭用脱毛器やエステ脱毛の場合、毛を作る組織を完全には破壊できません。

そのため、ダメージから回復した毛が再び生えてくる可能性はあります。

蓄熱式脱毛なら毛周期は関係ない?

「蓄熱式脱毛だから毛周期に関係なく脱毛できる」と説明するクリニックもあるようです。

しかし、蓄熱式脱毛であっても毛周期は無視できません

蓄熱式脱毛とは、毛の生成を促す司令塔である「バルジ領域」などを狙って、低出力のレーザーを連射する照射方式です。

バルジ領域は皮膚の浅いところにある組織で、毛が毛乳頭から離れていても狙えると考えるのかもしれません。

毛の構造

しかし、蓄熱式脱毛もメラニンにレーザーを反応させ、発生した熱で脱毛する仕組み自体は同じです。

とはいえ、蓄熱式脱毛は熱破壊式脱毛に比べて痛みが弱いという利点があります。

「脱毛はしたいけれど痛みが不安」という人は、蓄熱式脱毛を検討してみてはいかがでしょうか。

グロウクリニックは、スピーディーに熱破壊式と蓄熱式を切り替えられる脱毛機を採用しています。

医療脱毛の痛みが不安な方、効率的に脱毛を進めたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。



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【グロウクリニックの特徴】

  • 全身脱毛5回が月々1,500円(税込)
  • しぶとい「うぶ毛」は、蓄熱式でジワジワ照射
  • 全身1回の施術が最短60分で終わるため、予約が取りやすい

VIOなどの毛を均等に薄くするのは難しい

脱毛施術では回数を重ねるごとに毛量が減っていくため、「VIOの毛を全体的に薄くしたい」という人もいるでしょう。

しかし、数回の脱毛施術を行えば、その部位の毛が均等に薄くなるとは限りません。

毛は、1本1本それぞれで毛周期が異なるためです。

そのため、脱毛中は毛の生えそろい方にムラができたり、全体的な毛量に違いが出たりします。

どうしても全体的に薄くしたい場合は、脱毛効果に注意しながら、長い目で施術を受けるのがポイントです。

効率的な脱毛のため毛周期の乱れを防ごう

伸びをする女性

これまで説明してきたように、脱毛施術や毛周期に合わせて受けるのが効率的です。

毛周期は、自分で意識して早めたり遅らせたりすることはできません。

しかし、ちょっとしたことで毛周期は乱れてしまいます。

毛周期が乱れると、成長期に合わせて施術したつもりでも、脱毛効果が出にくくなってしまいます

脱毛中は以下の2点に注意しましょう。

(1)毛抜きやワックスなどで毛を抜くのは避ける

毛抜きやワックスでの自己処理は、毛を毛根から引き抜くため、毛周期が乱れます

そもそも毛穴に毛根が残っていなければ、脱毛機のレーザーなどは反応しません。

脱毛期間中は毛を抜く自己処理は避け、電気シェーバーなどで剃るようにしましょう。

(2)規則正しい生活を心がけ、ストレスをためない

睡眠不足や栄養不足、過剰なストレスなどによっても、毛周期が乱れる可能性があります

脱毛期間中は規則正しいストレスフリーの生活を心がけ、内側からのキレイも目指しましょう。



【参考文献】

Fuchs M.Thermokinetic selectivity a new highly effective method for permanent hair removal: experience with the LPIR alexandrite laser.Derm Prakt Dermatol.1997



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